こんにちは!
TAC中小企業診断士講座のナゴヤです。
「コンサルティングの現場から」は
現役中小企業診断士のコンサルティング事例を
紹介するコーナーです。
今回も、中小企業診断士であるS先生の“コン
サルティングの現場”をお届けします!
人事評価の構築と運用(3)
【前回までのあらすじ】
私(以下、S)宛に、ある企業A社の「人事評価の
仕組みを構築したい」との依頼に対し、まずはトップ
ヒアリングを行った。
ヒアリングを通して、A社社長が、自社のビジネス環境
を踏まえて将来的な危機感を適切に認識して先手を
打とうとしているのがわかった。
現状分析

トップヒアリングが終了し、今度は、現場の社員6名
グループを数グループ設定して、アンケートを踏まえて
現状や課題等の話を聞いた。
S「お忙しい中、時間を取って頂きありがとうございます。
今回集まってもらったのは、人事評価の制度を構築する
ための参考情報を収集したい目的でお集まり頂きました」
S「資料の順番で進めていきたいと思いますが、現場での
課題や問題点などいろいろ聞きたいと思いますので積極的
に発言して下さい」
S「では、現状の組織での大きな課題や問題点などを教えて
頂ければと思います」
発言がないので、始めの質問は全員に話しを聞くスタイルに
変更した。よくあることだ。
S「では、この質問は全員に話して頂きますので、こちらの
端の方から順番に話してもらってよろしいでしょうか?」
A社社員(甲)
「はい、私は販売部門ですが、お客様に納品する納期を
生産部門のデータで確認し連絡するのですが、部品在庫
が不足しているなどの理由で、生産部門が納期を変更する
ケースがあり、納期遅れの原因で顧客が他に流れている
ケースがあります」
S「そうですが、トップの方も競争力の強化と顧客志向を
強く話していたので、その点は原因を探して改善しないと
いけませんね。……」
S「では、次のテーマは『管理職としての必要なスキルに
関して』になります。こちらは自由に発言して頂きたいと
思います」
A社社員(乙)
「では、私の考えとしては、管理職は仕事のマネジメントと
部下のマネジメントが必要だと考えますが、現状のわが社
の管理職の一部にはマネジメント力が不足しているにも
関わらず、昇進しているのが問題と考えます」
少しずつ話す雰囲気がでてきて、積極的に多くの意見が
出るようになった。
現場のヒアリングも無事終了することができた。
今回のヒアリングで得られた現場のいろいろな意見とトップ
ヒアリング等も合わせて、現状を整理した資料の作成に
入った。
つづく
最新の「コンサルティングの現場から」は
TAC中小企業診断士講座メールマガジンでご覧いただけます!
メールマガジンの登録はこちら
「コンサルティングの現場からは」は来週月曜日に更新予定です。
次回もお楽しみに!
↓いつもご覧いただきありがとうございます!
↓よろしければクリックをお願いします!
TAC中小企業診断士講座ホームページはこちら
資料請求はこちら【無料で急送します!】
TAC中小企業診断士講座のナゴヤです。
「コンサルティングの現場から」は
現役中小企業診断士のコンサルティング事例を
紹介するコーナーです。
今回も、中小企業診断士であるS先生の“コン
サルティングの現場”をお届けします!
人事評価の構築と運用(3)
【前回までのあらすじ】
私(以下、S)宛に、ある企業A社の「人事評価の
仕組みを構築したい」との依頼に対し、まずはトップ
ヒアリングを行った。
ヒアリングを通して、A社社長が、自社のビジネス環境
を踏まえて将来的な危機感を適切に認識して先手を
打とうとしているのがわかった。
現状分析

トップヒアリングが終了し、今度は、現場の社員6名
グループを数グループ設定して、アンケートを踏まえて
現状や課題等の話を聞いた。
S「お忙しい中、時間を取って頂きありがとうございます。
今回集まってもらったのは、人事評価の制度を構築する
ための参考情報を収集したい目的でお集まり頂きました」
S「資料の順番で進めていきたいと思いますが、現場での
課題や問題点などいろいろ聞きたいと思いますので積極的
に発言して下さい」
S「では、現状の組織での大きな課題や問題点などを教えて
頂ければと思います」
発言がないので、始めの質問は全員に話しを聞くスタイルに
変更した。よくあることだ。
S「では、この質問は全員に話して頂きますので、こちらの
端の方から順番に話してもらってよろしいでしょうか?」
A社社員(甲)
「はい、私は販売部門ですが、お客様に納品する納期を
生産部門のデータで確認し連絡するのですが、部品在庫
が不足しているなどの理由で、生産部門が納期を変更する
ケースがあり、納期遅れの原因で顧客が他に流れている
ケースがあります」
S「そうですが、トップの方も競争力の強化と顧客志向を
強く話していたので、その点は原因を探して改善しないと
いけませんね。……」
S「では、次のテーマは『管理職としての必要なスキルに
関して』になります。こちらは自由に発言して頂きたいと
思います」
A社社員(乙)
「では、私の考えとしては、管理職は仕事のマネジメントと
部下のマネジメントが必要だと考えますが、現状のわが社
の管理職の一部にはマネジメント力が不足しているにも
関わらず、昇進しているのが問題と考えます」
少しずつ話す雰囲気がでてきて、積極的に多くの意見が
出るようになった。
現場のヒアリングも無事終了することができた。
今回のヒアリングで得られた現場のいろいろな意見とトップ
ヒアリング等も合わせて、現状を整理した資料の作成に
入った。
つづく
最新の「コンサルティングの現場から」は
TAC中小企業診断士講座メールマガジンでご覧いただけます!
メールマガジンの登録はこちら
「コンサルティングの現場からは」は来週月曜日に更新予定です。
次回もお楽しみに!
↓いつもご覧いただきありがとうございます!
↓よろしければクリックをお願いします!
TAC中小企業診断士講座ホームページはこちら
資料請求はこちら【無料で急送します!】