こんにちは!
TAC中小企業診断士講座のMOPです。
「大活躍!TAC卒業生のイマ」は
中小企業診断士試験に合格されたTAC卒業生に
現在の活躍についてインタビューするコーナーです。
第50回目は、相楽 亨さんを紹介します!
前回のお話はこちら
中小企業診断士で学んだ知識が
審判としての成長をあと押ししてくれました(6)
日本サッカー協会 国際副審
相楽 亨さん
南アフリカ大会決勝に臨む

ワールドカップ南アフリカ大会の副審は
いつ頃から決まっていたのですか。
ワールドカップの審判は3年がかりでセレクトされます。
私が国際審判になった2007年、主審の西村さんと一緒に
ワールドカップ審判候補になりました。
FIFAのU-17ワールドカップ(韓国)での審判が
私と西村さんが初めてセレクトに臨んだ試合で
ここで決勝まで担当できたことで好評価をいただきました。
その後も海外での試合経験を積んで
2009年のFIFA U-20でも3位決定戦まで担当できました。
この他にFIFAのネット上でウェブテストや体力テストを受け
3年をかけて選出されます。
審判は主審1人と副審2人のチームで動きます。
今回のチームは西村主審、私、JEONG Hae Sang(韓国・副審)の3人で
日本というよりアジアの審判チームという位置づけになります。
こうしたチームが最初は世界に60組ほどあり
選考でだんだん減って、南アフリカに行けたのが29組。
その中に残ったわけです。
3年かがりで決るのですか、時間をかけて選考するのですね。
ですから新聞等を見ると、いきなりポンと南アフリカ大会に選ばれて
「わぁ、おめでとう」の印象を受けますが
実際は3年間かけて予選を通過。
日本・アジアで一組しか参加できなかった中で
決勝まで担当できました。
我々としては選ばれてラッキーというより
責任を果たせてほっとしているという感覚ですね。
決勝まで担当できるのは最優秀審判チームということでしょうか。
まず予選リーグで招聘された29組のうち
24組がレギュラーとして1〜3試合を担当します。
FIFAがこの予選リーグを見て、決勝リーグを担当する審判を決めていきます。
ただここで勝ち残っている国との兼ね合いが入ります。
仮にアジアの国が決勝に残れば、アジア以外の審判が担当しますので
我々はお役御免です。
つまり勝ち上がりのチームによって審判国が決められます。
ですから決勝に残る事は大会に参加した審判の中では
評価が高いグループに入っていることは間違いありませんが
決勝だから一番優秀な審判という意味ではありません。
イギリス人トリオと私と西村さんが今回の
ワールドカップ決勝での審判団でした。
だからといって我々が世界一優秀な審判というわけではないのです。
審判は試合が進むにつれて徐々に帰国しますが
自国が強いチーム、例えば今回ならスペイン、ドイツ
ウルグアイの審判団は早い段階で帰りました。
決勝を担当できるかどうか、実力だけでは決まらない
とても厳しい世界ですね。
我々審判としては、まずはチャンスを与えて貰った試合で
きちっと良い仕事をすることに集中して、終わったら次を待ちます。
予選でも決勝でも意識は変わりません。
決勝を目指すぞという意識は本当にありません。
我々が決勝を目指すということは
実は日本代表に早く負けて欲しいということですから(笑)
日本のサッカー界全体の世界における
ステータスを考えれば、我々が決勝に行くより
日本代表が勝って決勝に行き、我々が帰る方が理想です。
日本の審判チームがワールドカップに出られたのは誇りになりますね。
日本はアジアをリードする国で審判の組織も整っているので
私でなくても日本の審判から一組は選ばれるべきだと思います。
4年後のワールドカッブでは、西村さんも私もチャンスはあります。
それはまた来年から3年かけて選考されます。
今回の経験を考えれば選考のラインナップには
選んでいただけると思っています
つづく

FIFAワールドカップ決勝戦を担当した審判団に贈られる金メダル。
アジアには相良副審と西村主審の2つのメダルしかない。
相楽 亨さんの働く日本サッカー協会はこちら
(2010年9月取材)
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南アフリカ大会決勝に臨む

ワールドカップ南アフリカ大会の副審は
いつ頃から決まっていたのですか。
ワールドカップの審判は3年がかりでセレクトされます。
私が国際審判になった2007年、主審の西村さんと一緒に
ワールドカップ審判候補になりました。
FIFAのU-17ワールドカップ(韓国)での審判が
私と西村さんが初めてセレクトに臨んだ試合で
ここで決勝まで担当できたことで好評価をいただきました。
その後も海外での試合経験を積んで
2009年のFIFA U-20でも3位決定戦まで担当できました。
この他にFIFAのネット上でウェブテストや体力テストを受け
3年をかけて選出されます。
審判は主審1人と副審2人のチームで動きます。
今回のチームは西村主審、私、JEONG Hae Sang(韓国・副審)の3人で
日本というよりアジアの審判チームという位置づけになります。
こうしたチームが最初は世界に60組ほどあり
選考でだんだん減って、南アフリカに行けたのが29組。
その中に残ったわけです。
3年かがりで決るのですか、時間をかけて選考するのですね。
ですから新聞等を見ると、いきなりポンと南アフリカ大会に選ばれて
「わぁ、おめでとう」の印象を受けますが
実際は3年間かけて予選を通過。
日本・アジアで一組しか参加できなかった中で
決勝まで担当できました。
我々としては選ばれてラッキーというより
責任を果たせてほっとしているという感覚ですね。
決勝まで担当できるのは最優秀審判チームということでしょうか。
まず予選リーグで招聘された29組のうち
24組がレギュラーとして1〜3試合を担当します。
FIFAがこの予選リーグを見て、決勝リーグを担当する審判を決めていきます。
ただここで勝ち残っている国との兼ね合いが入ります。
仮にアジアの国が決勝に残れば、アジア以外の審判が担当しますので
我々はお役御免です。
つまり勝ち上がりのチームによって審判国が決められます。
ですから決勝に残る事は大会に参加した審判の中では
評価が高いグループに入っていることは間違いありませんが
決勝だから一番優秀な審判という意味ではありません。
イギリス人トリオと私と西村さんが今回の
ワールドカップ決勝での審判団でした。
だからといって我々が世界一優秀な審判というわけではないのです。
審判は試合が進むにつれて徐々に帰国しますが
自国が強いチーム、例えば今回ならスペイン、ドイツ
ウルグアイの審判団は早い段階で帰りました。
決勝を担当できるかどうか、実力だけでは決まらない
とても厳しい世界ですね。
我々審判としては、まずはチャンスを与えて貰った試合で
きちっと良い仕事をすることに集中して、終わったら次を待ちます。
予選でも決勝でも意識は変わりません。
決勝を目指すぞという意識は本当にありません。
我々が決勝を目指すということは
実は日本代表に早く負けて欲しいということですから(笑)
日本のサッカー界全体の世界における
ステータスを考えれば、我々が決勝に行くより
日本代表が勝って決勝に行き、我々が帰る方が理想です。
日本の審判チームがワールドカップに出られたのは誇りになりますね。
日本はアジアをリードする国で審判の組織も整っているので
私でなくても日本の審判から一組は選ばれるべきだと思います。
4年後のワールドカッブでは、西村さんも私もチャンスはあります。
それはまた来年から3年かけて選考されます。
今回の経験を考えれば選考のラインナップには
選んでいただけると思っています
つづく

FIFAワールドカップ決勝戦を担当した審判団に贈られる金メダル。
アジアには相良副審と西村主審の2つのメダルしかない。
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