こんにちは!
TAC中小企業診断士講座のMOPです。


「大活躍!TAC卒業生のイマ」
中小企業診断士試験に合格されたTAC卒業生に
現在の活躍についてインタビューするコーナーです。

第49回目は、相楽 亨さんを紹介します!

前回のお話はこちら



中小企業診断士で学んだ知識が
審判としての成長をあと押ししてくれました(5)

日本サッカー協会 国際副審
相楽 亨さん


役割の違う主審と副審

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先ほど主審、副審でコースが分かれるというお話でしたが
サッカーの審判についてお聞かせいただけますか。


サッカーの審判は4級から1級まであり、今1級は約140名で
Jリーグを担当できる1級審判が約80名います。

1級に合格するまでは主審・副審の両方をやりますが
J1、J2の下のJFLというアマチュアリーグから見極めが始り
適性によって主審と副審に別れて行きます。

つまりJリーグ以上では主審、副審
それぞれの専門職になってくるわけです。

なぜ主審と副審の専門化が進んだのでしょうか。

サッカーの場合、主審と副審の役割は大きく違っています。

副審の仕事はタッチライン沿いに位置して
オフサイドやラインを割ったボール、ゴールを見極める事です。

そのために副審2人でコートを二分して担当し
最終ディフェンダーと同じラインを一緒に走ります。

立ち位置も決まっていますし、選手と同じスピードで
走れなければならないきつさがあるわけです。

その上、オフサイドかオフサイドでないか
点数が入ったか入らないかは結果が明らかなので誤審は許されません。

一方、主審は試合中、副審から遠い方向に走り、どこにいても自由です。

ただ長い距離をランニングする心肺機能が求められますし
正しいファールを取り、問題を起こしそうな選手がいたら
しっかりチェックし、試合全体のマネジメントを
正しく行わなければなりません。

というわけで、求められる身体能力、技術力も違いますから
主審は主審、副審は副審と専門化されています。

相楽さんは主にどんな試合で副審をされているのでしょうか。

J1を中心に、時々J2の試合を担当します。

その他、アジアチャンピオンズリーグや
今年はワールドカップもありましたし
FIFAの大会でもU-17、U-20、オリンピックと結構忙しいですね。

去年数えてみたら本当に年間100日は海外滞在でした。

その他にもJリーグの試合が全国でありますから
1年の半分は旅に出ています。

実際にプロになられる前と現在では、ご自身の意識は違いますか。

仕事を辞めた時点でプロ的な行動になっています。

審判に集中できる環境を与えられたのではなく
家内のサポートもあり、自分の手で作ることが
出来たことは大きかったと思います。

2年間は年収200万円でしたが
3年目にはプロ契約が出来ました。

やっていることは一緒ですが、固定報酬を
いただけるようになったので生活は安定しました。

つづく

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FIFAワールドカップ南アフリカ大会決勝戦の審判の服。
相楽副審を含む決勝を担当した審判5名のサインが入っている。


相楽 亨さんの働く日本サッカー協会はこちら

(2010年9月取材)



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