こんにちは!
TAC中小企業診断士講座のMOPです。


「コンサルティングの現場から」
現役中小企業診断士のコンサルティング事例を
紹介するコーナーです。

今回より、中小企業診断士E先生の“コンサルティングの現場”
をシリーズで連載します!

前回のお話はこちら



ビジョンが示すベクトル、ビジョンが惹きつける引力(1)

債務超過

TAC中小企業診断士ブログ_ビジョン

S社は都内で居酒屋を経営する飲食業で
平成9年に前経営者が創業した。

港区赤坂の地下鉄駅前徒歩1分の好立地に店舗を構える。

S社は創業以来9年連続で営業赤字を計上していた。

平成17年5月に前社長が思い切って実行した
業態転換が裏目に出て、売上が転換前の1/4にまで激減し
倒産寸前まで追い込まれた。

家賃すら支払えなくなった前社長は
当時S社の厨房の手伝いに来ていた
現社長のM氏に助けを求めた。

平成18年3月期の決算は年商12百万、13百万円の営業赤字
15百万の債務超過にまで落ち込んだ。

M氏はバングラディッシュ出身で
10代後半に母国を離れて日本に来て
フレンチレストランなど様々な飲食店の厨房で勤務し
20年以上のキャリアを持つ。

前社長とは日本に来てからの友人だ。

困っている前社長の頼みを無視するわけにもいかず
平成18年2月、M氏は前社長の求めに応じ
経営権委譲とともにS社を引き継いだ。

最悪のスタートだった。

つづく



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