こんにちは!
TAC中小企業診断士講座のMOPです。


「コンサルティングの現場から」
現役中小企業診断士のコンサルティング事例を
紹介するコーナーです。

中小企業診断士S先生の“コンサルティングの現場”
をシリーズで連載しています!

前回のお話はこちら



つなぐ仕事(5)

管理職・先輩社員と新米社員をつなぐ

TAC中小企業診断士ブログ_企業内診断士

コミュニケーションには2つの側面がある。

情報伝達と意思疎通である。

職場における権限から推察すると、管理職や先輩社員は
コミュニケーションの2側面を意識していない可能性がある。

具体的には、意思疎通の面である。

自分の言った事を部下や後輩の新米社員は確実に理解し
自分と同一の認識を持ったと考えている管理職・先輩社員が多い。

大ハズレである。

ヒトは人格があり、考えることが違う。

もし、「あの時、言ったじゃないか!」という表現をした記憶があるなら
コミュニケーションの成立は、受け手次第であることに気づいていない。

学校を卒業して就職する学生は、ビジネス1年生の新米平社員である。

現在の管理職や先輩社員も、1年生だった時代があるのだが
それは過去のこと。

人間はいつも現在の自分を基準として考えるようだ。

現在になるまでの社会人生活において
失敗やトラブルを何度も経験し
学習を積み重ねた結果の“今”なのだが
そのプロセスを忘れてしまっている。

「新米平社員が管理職や先輩と
同じ切り口でビジネスを考えるわけがない」

と、認識したい。

よせばいいのに、新米社員の言動一つ一つを捉えて
「ガミガミ」「クドクド」を繰り返す管理職や先輩が多い。

だから、企業研修の1ジャンルに管理職研修がある。

管理職に就任する社員に「管理職とは何か、どうあるべきか」
を考えてもらう。

ここは診断士の出番である。

企業経営理論の中で組織論を学習するが
学習内容がそのまま管理職研修に役立つことになる。

診断士の受験科目が多いのは、クライアントの要求に
答えるための知識が多方面・多様であり
相互に関連しているからなのだろう。

その知識を自分なりに加工・活用し
人様の評価を得られるなら、必ずメシは食える。

“つなぐ”仕事は、ビジネスが存在する限り不滅である。

社会に役立つ診断士は実に面白い。

今シリーズおわり

次回から新たな「現場」をお届けします!



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