こんにちは!
TAC中小企業診断士講座のMOPです。


「コンサルティングの現場から」
現役中小企業診断士のコンサルティング事例を
紹介するコーナーです。

中小企業診断士S先生の“コンサルティングの現場”
をシリーズで連載しています!

前回のお話はこちら



つなぐ仕事(2)

企業と企業をつなぐ(1)

TAC中小企業診断士ブログ_企業内診断士

中小企業者の情報処理に関する診断は
「ホームページをつくって儲かるのか」
という情報投資の費用対効果に関する疑問や
「SEが期待に応えてくれない」
というクレーム相談などが多い。

その理由は、情報技術の専門家と利用する側の
認識ギャップは大きいからである。

Web制作会社やソフト開発企業・ベンダーが
中小企業の期待に貢献できるだけのサービスを
提供できていないということである。

「中小企業は何を求めているのかわからないですね」
と語るSEや営業は、“クライアント企業が売上や
利益を上げるために自分が手伝えること”がわかっていない。

中小企業は情報技術を求めていないのだが
SEや営業の提供できるものが
情報技術だけになっているケースが目立つ。

コンピュータ屋・プログラム屋になっている。

情報投資を行う側が困っているのだから
コンサルタントのアドバイスはWeb制作会社や
ソフト開発企業・ベンダーの実態説明と対応策になる。

親子で小さな不動産業を営む企業から相談を受けた。

「Web制作会社の営業が、ホームページを開設すると
世界中が顧客になるから売上も増加するのだ、と言うが本当か」

と、社長(母親)が疑問を投げかけてくる。

「営業さんから、ホームページを開設するために
サーバーを設置する必要がある、と言われたのですが本当ですか」

と言うのは専務(息子)である。

一般消費者がホームページから
不動産を探す可能性は極めて薄い。

現物を見ずに高価な不動産を選択するだろうか。

なぜ、名もない小さな不動産屋から
物件を探す必要があるのだろう。

ちょっと考えてみれば理解できそうであるが
業績を上げたい二人の意向を見抜いた営業が
仕掛けたおいしい話に迷うのである。

つづく



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