こんにちは!
TAC中小企業診断士講座のMOPです。
「コンサルティングの現場から」は
現役中小企業診断士のコンサルティング事例を
紹介するコーナーです。
中小企業診断士E先生の“コンサルティングの現場”を
シリーズで連載しています!
前回のお話はこちら
コンサルティングの現場から 第15回
中小企業の「健康管理」(2)
資金繰りを圧迫する要因を探る(2)
相談企業は東京都内および千葉県に事業所を有する運送業D社。
従業員は17名、ここ数年の平均年商は2億円前後。
昭和51年に創業したが、先代が病死したため
長男のF氏(当時30代)が事業を承継して
現在6年目を迎えたところだ。
経営管理は社長のF氏が
資金管理は先代の妻(会長)が取り仕切っている。
依頼の内容は「資金繰り」とのことだが
まずは企業の経営内容を把握するため
F社長および会長からヒアリングを行い
財務諸表を預かり、経営診断を行った。
経営診断の結果、まずD社のキャッシュフロー(CF)を分析・評価した。
分析結果は以下のとおり。
営業活動キャッシュフローは
期間利益+減価償却費で2,000万円弱のプラスだが
売上債権の増加がキャッシュフローを減少させている。
投資活動キャッシュフローは、東京都の排ガス規制対応のため
新規車輌を購入しており1,500万円超のマイナス。
フリーキャッシュフロー(FCF)はマイナスで
これを補う形でメインバンクから借り入れを行い
財務活動キャッシュフローはプラスとなる。
しかし、FCFのマイナス分をすべてカバーできずに
現金・預金は前年比マイナス。
つづく
最新の「コンサルティングの現場から」は
TAC中小企業診断士講座メールマガジンでご覧いただけます!
メールマガジンの登録はこちら
「コンサルティングの現場からは」は来週木曜日に更新予定です。
次回もお楽しみに!
TAC中小企業診断士講座
TAC中小企業診断士講座のMOPです。
「コンサルティングの現場から」は
現役中小企業診断士のコンサルティング事例を
紹介するコーナーです。
中小企業診断士E先生の“コンサルティングの現場”を
シリーズで連載しています!
前回のお話はこちら
コンサルティングの現場から 第15回
中小企業の「健康管理」(2)
資金繰りを圧迫する要因を探る(2)
相談企業は東京都内および千葉県に事業所を有する運送業D社。
従業員は17名、ここ数年の平均年商は2億円前後。
昭和51年に創業したが、先代が病死したため
長男のF氏(当時30代)が事業を承継して
現在6年目を迎えたところだ。
経営管理は社長のF氏が
資金管理は先代の妻(会長)が取り仕切っている。
依頼の内容は「資金繰り」とのことだが
まずは企業の経営内容を把握するため
F社長および会長からヒアリングを行い
財務諸表を預かり、経営診断を行った。
経営診断の結果、まずD社のキャッシュフロー(CF)を分析・評価した。
分析結果は以下のとおり。
営業活動キャッシュフローは
期間利益+減価償却費で2,000万円弱のプラスだが
売上債権の増加がキャッシュフローを減少させている。
投資活動キャッシュフローは、東京都の排ガス規制対応のため
新規車輌を購入しており1,500万円超のマイナス。
フリーキャッシュフロー(FCF)はマイナスで
これを補う形でメインバンクから借り入れを行い
財務活動キャッシュフローはプラスとなる。
しかし、FCFのマイナス分をすべてカバーできずに
現金・預金は前年比マイナス。
つづく
最新の「コンサルティングの現場から」は
TAC中小企業診断士講座メールマガジンでご覧いただけます!
メールマガジンの登録はこちら
「コンサルティングの現場からは」は来週木曜日に更新予定です。
次回もお楽しみに!
TAC中小企業診断士講座